和歌山県海南市大野中995-2
nochi – 海南ハレアメ
店をつくるのではなく、公園の建物の一角に時間をつくる
和歌山県海南市にある、遊びながら防災も学べる「海南ハレアメ」の公園施設内の店舗リノベーション。
当初は、店舗部分の床のタイルは張替えたい、という要望だった。
現地を訪れてまじまじと観察すると、既存床タイルの範囲はとても大きく、この空間の印象を決定づけていた。
しかも建物内部外部で床タイルが連続している。つまり実際のところ開放感と室内の安心感が連続しソトとナカが共存する良い建築。
で、考えた。
コレは床張替えすると相当なことになるな、予算も合うかな、と。
で、思った。
床より天井に目が向くようにしてみたら良いんじゃない、と。
ルーバー&提灯照明が良いのでは、と。
BIMcadでモデリングし、空間に入り込んでみる。
このルーバーが新たに計画する飲食店の領域になっていることに気づく。
飲食店をつくるのではなく、公園の建物の一角に時間を創る。
手を加えるのは仕切りなどではなく「領域」。
ルーバーと家具と時間とで、領域を3つ創る。
散歩の途中で一息つく「Short Stay」。
ママ友、犬トモ、仲間に合わせて自由に席を動かせる「Middle Stay」。
家族やグループがゆったりくつろぐ「Comfort Stay」。
散歩のち休憩、ランのちランチ、全力子遊びのちスイーツ、カレーのちプリン、雨のち晴れ。
「ノチ」にいろいろなシーンでくつろげる、そういう場を創りたかった。
小さな介入で大きな効果を。
末永く、訪れる人に愛される公園となりますように 。
願わくば、防災公園としての役目を果たす日が訪れることなく、穏やかな時間が流れ続けますように。
いつか、公園のお仕事が舞い込んできますように。



















